おいしいおはなし

ご当地名物料理!食べてみたいのはどれ?

土地の名産品、名物をふんだんに使った、
ご当地名物料理

古くから伝わる、伝統の郷土料理や、
地域おこしのために開発された、ご当地グルメなど、
日本には、数多くのご当地名物料理があります。

人気の根強い定番料理から、ユニークな料理、
そして、次世代のご当地名物料理まで、
今注目を浴びている、ご当地名物料理の数々をご紹介します。

ふるさとの味!人気の郷土料理

農林水産省と、人気投票によって選定された、
「農山漁村の郷土料理百選」というものがあります。

人気投票で、堂々のトップ3を飾ったのは、
こちら。


  第1位 芋煮(山形県)
    
  第2位 鶏飯 (鹿児島県)
    
  第3位 きりたんぽ鍋(秋田県)

テレビなどでも、おなじみの郷土料理だけに、
地元以外の人からの投票も、多かったようです。

素朴で、飾りっ気のない料理、ではありますが、
ふるさとの風景や、おふくろの味を連想させます。

飽きのこない、「家庭的な味」が、
根強い人気の秘密のようです。

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不思議!?おもしろネーミング料理

ご当地名物料理の中には、いったいどんな料理なのか、
どんな食材を使っているのかも、全く分からない、
不思議な名前の料理もあるんです。

たとえば山口県宇部市の、「ゆうれい寿司」

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「ゆ、ゆうれい?」

「食べたら呪われる、とか?」

そんなことは断じて、ありません。

「ゆうれい寿司」の由来は、酢飯のみで真っ白、
具の姿が見えない寿司、というところから、だそうです。

現在のゆうれい寿司は、現代風にアレンジされて、
姿は見えないけれど、酢飯の間に具が挟まっています。

このように、ちょっと、ひるんでしまいそうな、
不思議で、ユニークなネーミングの料理は、
怖いもの見たさもあって、興味を惹かれますよね。

他にも、いくつか挙げてみましょう。

         

  • すっぽこ(宮城県)
  • 季節の野菜、油揚げなどを煮込み、
    くず餡でとろみをつけた、あんかけうどん。 
     

  • もってのほか(山形県)
  • 紫色の食用菊、またはそれを、ゆでたもの。
    もってのほか美味しい、が名前の由来。
             

  • べろべろ(石川県)
  • 生姜の効いただし汁に、
    溶き卵を入れ、寒天で固めたもの。

  • ねじ(埼玉県)
  • うどんに、小豆あんを絡めた料理。
    名前の由来は、うどんが「ねじれる」こと。

ネーミングだけ見ると、まったく意味不明ですね(笑)。

宮城県の、とあるサイトを開いたら、
「すっぽこの季節がやってきました!」
と、唐突なメッセージが目に飛び込んできて、
私も何事かと、面食らってしまいました(笑)。

ユニークなネーミングは、それぞれの料理が、
長年地元で、愛されてきた証拠

愛着をこめた、あだ名なのでしょうね。

伝統とアイデアの融合!次世代のご当地名物料理

伝統料理の技法をもとにしつつ、地域おこしや、
観光PRのために、新しいアイデアを取り入れ、
「次世代のご当地名物料理」も、続々と生まれています。

「食による観光まちづくり推進協議会」という団体が提案している、
「新・ご当地グルメ」も、
そのひとつです。

地産地消の基本理念を徹底し、食材の品数、
調理法など、厳正なルールにのっとった料理のみが、
協議会から認定される、という徹底ぶり。

そんな厳しい団体から、見事に選定を勝ち取った、
おすすめのご当地料理、のひとつが、。
千葉県の「館山炙り海鮮丼」です。

特製3段どんぶりと、サザエなどの海鮮の炙り、
そして新鮮な刺身盛の3セットが、基本のルール。

どんぶりの酢飯に、館山産の米を使うことはもちろん、
炙りサザエの切り方から、串の長さ、盛り付け方、
なんと、炙り五徳に火をつけるタイミングまで!

「徹底しすぎ!」と思ってしまうくらい、
料理のルールが、事細かに設定されています。

しかし、その細かすぎるルールは、
多くの人に食べてもらいたい、という願いと、
地元を愛するがゆえの、厳しさとこだわりの印。

地産地消を基本にしているため、
地元でしか味わえない、というのもまた、
食べてみたい、行ってみたいという、
強い興味をそそりますね。

様々なジャンルにわたって、ご当地名物料理を、
ずらっとご紹介してきましたが、
いかがですか?

あなたの食欲は刺激されましたか?

あなたの地元にも、ちょっと足を伸ばした場所にも、
ご当地名物料理との出会いはいつでもあなたを待っていますよ♪

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