ストリートファッションの影響で、
近頃エンジニアブーツが
タウンユースとしても流行りだ。
元々は工場などの危険作業用に作られた靴。
頑丈な造りと、その機能性では
ライダーズブーツとしても重宝されている。
デザインは、足に固定するヒモがない代わりに
足首前面と筒部の上部にベルトがついている。
すねのあたりからひざ下までの、
ミドルタイプからロングタイプまで
高さのバリエーションもいろいろある。
エンジニアブーツを含むワークブーツは
アメリカで誕生し、その経済成長とともに
発展してきたのだ。
注目の、3ブランドを紹介しよう。
Red Wing(レッドウイング)
最近一番売れているブランドは
こちらではないだろうか。
エンジニアブーツのつま先は、基本
スチールトウ、つまり足先に鉄を仕込んで
重い物が落ちてきても大丈夫に作られている。
この、スチールトウを最初に採用し、
普及させたのがこちらのブランド。
更に、耐油性、耐久性に優れたソールに
硬いレザーを使用。
もともと鉄道に従事する機関士や労働者のために
開発されたブーツだった。
当時からその造りはほとんど
変わっていないということだ。
しかしその品質から考えると、値段は比較的
手を出しやすいところが人気の理由だ。
このRed Wing(レッドウイング)のブーツは、大変大事にする方が
多いらしく、この様にソールを変える人も居るようです。
WESCO(ウエスコ)
森林伐採作業に従事する労働者のために作られた
ワークブーツがその発祥のブランド。
土踏まずに鉄を仕込み、強度と安全性を保証した
スチールシャンクを最初に採用したブランドだ。
また設立されたのが雨の多い地域であったことから、
防水性には群を抜いて定評が高い。
創業100年もの歴史があり、
徹底したハンドクラフトとカスタムメイドに
こだわりのある高級ブランドだ。
日本に直営店があり、また全国に正規販売店もある。
採寸とオーダーをそちらで済ませれば、
アメリカ本国で作ってくれる。
もちろん値段も高くなるが、一生ものの
エンジニアブーツを求めるなら、
イチオシのブランドだ。
Chippewa(チペワ)
耐久性の強いラバー製の、ビブラムソールを
最初に取り入れたのがこちらのブランド。
やはり、創業100余年。
エンジニアブーツは1930年代から作られているが、
ライダーズブーツとしての地位を確立させた
功績はここが大きい。
こちらのエンジニアブーツはショートタイプも
ロングタイプも商品バリエーション豊富だが、
ベーシックなデザインが主流だ。
デザインの大きなモデルチェンジがないのは
長く履き続ける一足を捜す時、
魅力の一つではないだろうか。
いいエンジニアブーツは決して安い買い物ではない。
まめなケアを心がけ、大切に履こう。
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