落雷が起こったときの対策で
皆さんはどんなことを知っていますか?
避難の方法を改めて聞かれると
一瞬考えてしまいます。
しかし、落雷は自然現象として突然おこりますので、
瞬時に考えなくては身を守れません。
あの人は助かったのに、
1メートルも離れていなかったあの人は……
なんて話をニュースなどでよく目にします。
私自身も一度だけ落雷に出くわした経験があります。
神社の大木が真っ二つになったのを見ました。
その日の天候はくもりで、落雷したその神社に
向かう途中でした。
ポツポツと突然雨が降り始めたかと思うと
かなり近くの空から「ゴロゴロゴロ」と物凄い音が
し始め「ぴかー」っと稲妻が光りました。
かなり近くには感じましたが、
どこかに落雷が落ちたような
感じではありませんでした。
物凄い音と光だけ、そう思いました。
到着場所の神社の鳥居をくぐってすぐ
「えーーーあら~~」
目の前の神社の大木が落雷により真っ二つに!
煙と焦げた匂いが漂っていました。
ちょうど神社では、ラジオ局主催のカラオケ大会が
開催されていたらしく露店もたくさんありました。
露店のおばさんに聞くとケガ人は無かったそうです。
もし、私がもっと早くに神社に到着していたら
危なかったかも…と考えてしまう出来事でした。
落雷対策!避難の知識を知ろう!
雷は雷雲の位置次第で、
海面・平野・山岳など所選ばずに落ちます。
近くに高いもの(建物や木など)があると、
これを通り落ちる傾向があります。
グランドやゴルフ場・屋外プール・堤防や砂浜・
広い海の上・山の頂上・谷と谷に挟まれた尾根などの
高いところでは人間に雷が落ちやすいので、
なるべく早く安全な場所に移動しましょう。
鉄筋コンクリートなどの建築物・
自動車(オープンカーは不可)
バスなどの乗り物系や列車の内部は
比較的安全な空間です。
また、木造建築物の中も基本は安全ですが、
電気器具・天井・壁から1m以上離れていれば
更に安全です。
落雷対策!安全な場所が無い場合
まわりに安全な場所がない時は、
鉄塔や電柱、木を目安に、避難します。
鉄塔や電柱の場合は、
一番高いところが45度以上の角度で見え、
さらに、鉄塔や電柱から4メートル以上離れた場所が、
保護範囲と呼ばれる、避難場所となります。
高い木の場合は、落雷がおちやすく危険です。
なるべく、樹木全体から2mは離れましょう。
身体を低くし、持っているものは身体より
上の位置にならないようにしてください。
落雷が止まって20分以上たったのを確認してから、
今いる場所から安全な場所に動いてください。
まだ、雷の音が聞こえるなど、
カミナリ雲がまだあるときは、
落雷がおこる可能性がかなり高いので
動かず様子をみましょう。
おさまったら、すばやく身を隠せる場所へ
移動することが落雷対策です。
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