おいしいおはなし

6月の花の花言葉は?

6月は梅雨の季節。
陰鬱な季節に彩りを添えてくれる花々は
梅雨を乗り切る楽しみになります。

5月後半から温度が上がり始め、
6月は寒すぎず暑すぎない植物にとって
過ごしやすい気温の時期。

カラーやマーガレット、ユリなど
なじみの深い花が次々と咲き始めます

そんな6月を代表する花と言えば
何を思い浮かべるでしょうか?

日本人にとって梅雨の花といえば
やはり「紫陽花」

それ以外にも「6月の花」とされているものは
私たちになじみ深い花たちです。

「紫陽花」以外に
「グラジオラス」「バラ」「牡丹」があります

そんな6月の花の花言葉をご紹介します。

日本人が親しんできた花「紫陽花」「牡丹」

紫陽花はもともと日本固有のものが
シーボルトが西洋へ持ち帰り、現在一般に
良く咲いているものは、逆輸入の品種が主だそう。

そんな紫陽花の花言葉は、紫陽花特有の性質
反映したものが良く知られています。

紫陽花は咲いている場所の土質によって
色が変わるのは有名ですね。

これは土のphに左右されるもので、
酸性が強い土壌では青色
アルカリ性が強い土壌では赤色になります。

まるでリトマス試験紙のような
紫陽花の色の変化に由来して、その花言葉には
「移り気」「浮気」「変節」というものがあります。

また、クールな雰囲気の青色と、
温かみのあるピンク色ではだいぶ印象が
違いますよね。

その印象によって花言葉は真逆のものに
なりました。

青色の紫陽花から連想されるのは
「高慢」や「冷淡」といったもの。

ヨーロッパに伝わった紫陽花は、
その土壌がアルカリ性のため、ピンク色になるそうです。

そのため「元気な女性」という花言葉も。
最近ではカーネーションではなく紫陽花を
母の日にプレゼントすることもあるそうですね。

シーボルトが惚れ込んだ日本人女性
お滝さんへの印象から、
「辛抱強い女性」という花言葉もあるそうです。

一方牡丹も奈良時代に中国から到来したといわれる
日本で歴史の深い花です。

「立てば芍薬、座れば牡丹」という美人を
表する言い回しはお馴染みですよね。

花の別名を富貴花や百花王というにふさわしい、
堂々と咲き誇る大輪の花が風格を感じさせます。

日本にこの花を伝えた中国では
古来から楊貴妃の美しさを牡丹になぞらえた詩
などが詠まれ、親しまれてきました。

「富貴」「高貴」「壮麗」「王者の風格」
といった花言葉は花の王としてこの花を愛した中国の頃からの
変わらぬイメージに由来があるようです。

西洋の花「グラジオラス」「バラ」の花言葉は?

グラジオラスは明治時代に輸入されたそうです。

大きいもので1mを超すこの花は、
まっすぐ縦に伸びるシルエットが剣に見立てられ、
剣を意味する「グラディウス」が名前の由来です。

そのため花言葉も「尚武」や「勝利」といった
ものがあります。

一方で古来ヨーロッパでは恋人通しの密会
ために使われた花でもありました。

グラジオラスの花束の本数で、密会の時間
知らせていたのだとか。

そこから「用心」や「忍び逢い」、「情熱的な愛」
といった花言葉もあります。

一方バラは世界各地で広く愛され、品種も
数知れない花です。

バラは色によって花言葉が違い
多様な意味を持つ花です。

本数によっても意味合いが変わるので、
送る際には少し気をつけたい花でもあります。

赤い薔薇はやはり情熱的な花言葉が多く、
「愛」「美」といった最も薔薇から連想される
花言葉をもっています。

逆に黄色い小さい薔薇には「笑って別れましょう」
イエロードットのバラには「君を忘れない」といった
求愛とは真逆の別れの意味があります。

一方白い薔薇はその無垢なイメージの如く、
「あなたを心から尊敬します」という花言葉があります。

このほかにも種類や大きさなど
様々に花言葉を持つ薔薇、
広く長く愛された花だけに奥深い世界があります。

6月の陰鬱な天気も、花々を愛でながら
楽しんで過ごせるといいですね。

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