卒業式に歌は欠かせないものです。歌う人も聴く人も思わずうるうるとしてしまいます。現在、どんな歌が人気があるのでしょうか?ここでは、卒業式によく歌われる人気の歌をご紹介します。これから卒業する方も、そして卒業式がもうすんでしまったかたも、ジーンとしてしまうような歌をぜひ聞いてみてください。
卒業式に人気の歌5選!
卒業式に人気の歌を5曲ご紹介します。どれもこれもすてきな歌ばかりです。
友~旅立ちの時~ ゆず
NHK全国学校音楽コンクール中学校の部の課題曲として使用された曲です。東日本大震災の時、ゆずがスタッフを励ますために作られました。別れゆく友達を励ますような歌詞が印象的です。「ありがとう」「さようなら」「別れてもこの空の下でどこかつながっている」のフレーズに思わず涙が出そうになります。
旅立ちの日に… 川嶋あい
この歌を聴いていると、入学から卒業までの様々な出来事があざやかに蘇ってきて、それはそれは切なくなります。卒業式から年月を経てもなお、こんなに心が揺さぶられることがあるのだとしみじみ感じます。卒業式の歌として人気がある理由がわかります。
YELL いきものががり
卒業式だけでなく、これから新しく旅立つすべての人へむけた応援の歌といえます。応援する歌でありながら、どこか悲しく切ないメロディーが胸を打ちます。やっぱり別れはつらいもの、そんな気持ちを少しでも慰めてくれるような文字通り「エール」の歌です。
手紙~拝啓 十五の君へ~ アンジェラ・アキ
思春期に誰もが通る苦しい時期を、手紙という小道具を使ってうまく表現しています。「大人になっても辛いことはあるけど、でも大丈夫だよ。」という優しいメッセージが心にしみます。青春という荒れた海で悩み苦しむ若者を力強く励ますこの歌は、合唱曲としても愛されています。
旅立ちの日に
秩父の先生が作ったというこの曲は、もともと当時の3年生を送るために作られたものです。あっという間に日本中に浸透し、いまや定番中の定番になっています。この歌の魅力はなんといっても、宝石のようにきらめく歌詞と、未来を感じさせるようなスケールの大きい曲調です。卒業式にかかわらず、いつ聞いても感動します。
涙の卒業式はいつから?
卒業式といえば涙がつきものでしたが、これはいつからそのようになったのでしょうか?
卒業式の始まり
1876(明治9)、陸軍学校で卒業式が行われたのが最も古い記録です。翌年には東京大学の卒業式が行われるようになり、やがて各地の国公立の大学にも普及していきました。当時の卒業式は涙とは無縁で、体操の披露や軍の楽隊の演奏など、近代教育の成果発表の場になっていました。
明治時代の終わりごろになると、学校生活の締めくくりとしての卒業式が一般的になり、「卒業式には涙」という風習が広まってきました。
卒業式に歌がつきものになったのはいつから?
日本以外では「卒業式に歌」という風習は、あまり定着していないようです。そもそも「卒業式に歌」という習わしはいつからはじまったのでしょうか?
「卒業式に歌」のはじまりは?
昭和30年代には「蛍の光」や「仰げば尊し」が良く歌われていました。やがてテレビドラマ「金八先生」の主題歌「贈る言葉」が、卒業式で使われるようになり、「卒業式に歌」はかかせないものになりました。そしてやがて「旅立ちの歌」が生まれ、卒業式の歌は人気ランキングにもランクインするようになりました。
まとめ
昔は単なるお披露目会だった卒業式は、今や人生の節目となる大事な記念行事になりました。どうして卒業式の歌は人気があるのでしょうか?それは「涙」「別れ」「希望」といった言葉が使われているからだと思います。
単独で使ってもジーンとくる言葉が、曲の中にちりばめられていると思わず涙がでそうになります。たまには卒業式の歌をきいてしみじみするのもいいものだと思います。
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