職場に、育児休暇が明けて復帰した同僚がいます。以前と変わらずテキパキと仕事をこなす彼女に、自宅に帰れば育児も大変だろうにと感心してしまいます。
ところが、お昼休みに彼女から「実は・・・」と切り出された話には、「わかるわ~。」とその場にいた子供のいる女性全員がうなずいてしまうほど、満場一致の状態になりました。
「だって、子育てしていて夫にこんなにもイライラしてしまうなんて!」という話に、このイライラの解消にどうしたものか、夫へのストレスがいつか爆発してしまいそうなんだとか。
どこの夫婦にもそんな時期があるものですよね。私もありました、でも時が経ちいつの間にか夫に対してそんなイライラもなくなり、今は平穏な気持ちで過ごしています。
とはいえ、手のかかる育児の真っ最中のママにしてみたら、夫へのイライラは大きな爆弾です。育児での夫のへのイライラ解消とはどうしたらいいものか、私たちアラフィフママの経験から、解決方法を紹介していきますね。
育児中に夫にイライラする原因とは?
夫婦だけの生活の時には気にならなかったことでも、子供が生まれてから無性に夫にイライラしてしまうこともあります。既に我が子はティーンエージャーですが、私も子供が小さかった頃にはイライラしていることが多かったです。
というのも、出産後の女性はホルモンバランスが乱れることもあって、体調や精神が不安定になりやすくなります。誰かのお世話なしでは何もできない赤ちゃんに付きっ切りで、生活環境ががらりと変わり寝不足の日々が続きます。
普通に生活していても、寝不足だと人は機嫌が悪くなりますよね。眠いけど育児に神経をとがらせながら頑張るママにとって、些細なことがイライラの原因になってしまうんですね。
夫に期待する気持ちがイライラに?!
今から思えば、理不尽で自分勝手な言い訳も中にはありそうですが、夫が自分の思ったように行動してくれない、夫にお願いしたことがちゃんとできていない、妻が大変な思いをしているのに夫は助けてくれないなど、一番身近に居て妻の大変さを分かっていて欲しい夫に、妻が期待したものが返ってこないことがイライラの原因だったように感じています。
夫にイライラをぶつけながらも実は期待している訳ですが、夫のやることときたら中途半端で余計に仕事を増やすんだから・・・。となってしまいます。
そうは言っても、夫もわざわざ悪気があって妻をイライラさせている訳ではありません。育児中で大変な時期にいるとなかなか客観視できないものですが、イライラを夫にぶつける前に、少し考え方を変えてみると気持ちが楽になりますよ。
育児中の夫へのイライラ解消法
育児中に夫の態度でイライラしてしまいそうなよくあることをあげて、具体的にイライラ解消法を見ていきましょうね。
寝ている子供を起こしてしまう
苦労してやっと寝かせたのに、大きな物音を立てて帰宅してきたり触ってみたりして、子供を起こしてしまう時には、今まで苦戦した時間を返して~と思ってしまいますよね。
寝たばかりの赤ちゃんは些細な音で起きてしまう場合がある、ということを知らないので、夫はついつい普段通りに過ごしてしまいます。夫が帰宅する頃には、仕事での疲れも相まって気が緩んでいることが多いものです。
本来はホッと一息つけるはずの自宅で、赤ちゃんのために音に気を使うことが多いのは夫にしてみれば酷なことかもしれません。でも、音を意識して過ごしてほしいことを伝えたり、赤ちゃんが寝たらメールで知らせておくなどしておくと、夫の心づもりもできていいですね。
赤ちゃんの世話をしてくれない
平日は仕事に追われている夫が、帰宅して赤ちゃんのお世話をすることはなかなか難しいものです。子供を抱っこしたりあやしたり、ミルクをあげることは気楽にできることですが、おむつ替えを嫌がる夫は多いものですね。
また、気分がいい時だけ子供の面倒を見たり、子供の機嫌が悪い時にはさっさと退散してしまったり、都合のいい育児をされるとイライラが募ります。
とはいえ、夫婦共働きの場合には互いが協力していかないと育児が成り立ちませんよね。どちらかといえば夫よりも妻の方が育児を加担していることが多く、今までのように家事も同じようにやりくりするような形になるのは、イライラの元になります。
家事と育児において夫ができる分担を話し合って、おむつ替えはできないけど洗濯はできる、など毎日継続してできる家事を分担していけるといいですよね。
夫だけ気軽に出かけてしまう
急に仕事の付き合いで飲みに出掛けたり、毎週飲み会が続いたり、休日の予定を家の都合も考えないで約束してきたり・・・。仕事とか付き合いという理由で初めから開き直られると、一方だけが我慢して自分の時間を撮れない生活を送ることにストレスを感じてしまいます。
夫に「また飲み会?」と嫌味を言うのは逆効果です。お酒を外で飲むことが好きな人もいます。好きなことを全くさせずに制限させていると、それでなくても妻側は他のことで夫にイライラしている可能性もあるので、お互いが爆発してしまいます。
プライベートで飲みに出るのは月2回、として約束をしてみるとお互い納得して送り出すことができますし、気持ちよく出掛けることもできますよね。仕事の接待の飲み会なら仕方ないと割り切るのもある程度は必要です。
しかし、こういう飲み会絡みの話し合いをする時は、飲んで帰ってきた夫に文句を言いながらだと逆効果になります。お酒の入っていない時に、話すようにしましょうね。
夫が父になるのは難しい?!
女性は、赤ちゃんが生まれるまでお腹の中で命が育つ体感をしながら、少しずつママになっていきます。しかし、男性にはその段階や経験を得る機会が少ないため、なかなか「夫」から「パパ」になることは容易ではありません。
夫であれば、妻が困っていることを助けてあげたいと思うのは当然のことですが、何をどうしたらいいのかわからない場合もあります。妻が過ごす日中の育児について認識していないことが多いのです。
ママは当たり前に子供の世話をしているかもしれませんが、パパはその「当たり前」がわかりません。これからイライラしないためには、育児のやり方を教えて、夫から父親へと教育することも必要です。
初めはうまくできないことでも、夫に嫌味や文句を言わずに育てていくことで段々とできるようになるものです。
まとめ
我が家の場合、子供が小さい時には我が夫は世間一般のパパに比べると、育児に参加していなかったと思います。でも、子供が大きくなった今は、父親らしくなったなと思います。不思議と、以前はダメでも今なら文句もイライラもありません。
夫も子供と一緒に成長したのかな、と実に上から目線で申し訳ないのですが、そう思っています。
当時は、夫に対しては期待するだけがっかりして自分が苦しくなる、と期待することを諦めていました。
夫に過大に期待しないことも解決法の一つですが、今となっては物理的にどうしてもできない子供たちそれぞれの送迎や行事などに、夫婦が協力してきちんと対応できる夫の姿を見るにつけ、時間がかかっても夫を育てた甲斐があったと思います。
もっと前から子育てに付いて話し合っていれば、かなり前から楽できたのにな・・・なんて思うこともあります。やっぱり子育てには話し合いや相談が必須です。
どちらかだけがストレスを抱えている状況を、まずは解消してみませんか?
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