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口の中を噛む癖を直すには?その原因と噛んだ後の対処法!

同僚のA子は元気が良くてとても明るい性格です。いつも私の悩みを聞いてくれるので、心から信頼しています。でも、この間会ったときは珍しくA子に元気がありませんでした。

私「A子、なんか元気がないわね。A子らしくないじゃない?」 A子「口の中を噛む癖があって困っているの。頬や舌などをうっかり噛んでしまうとしばらく口の中が痛くて困るわ。この癖直す方法がないかしら?」

私は、すぐには返事が出来ずにA子の困ったような表情を見つめながら、しばらくぼんやりしていました。A子と別れてから、義理の姉が歯科衛生士であることを思い出し、早速相談して見る事にしました。

口の中を噛む癖を直すには?

義理の姉は、歯科医院に勤めているベテランの歯科医衛生士です。そのため口の中の事はとても詳しくて歯の磨き方などもよく指導してくれます。

私「口の中を噛む癖がある友人がいて相談されたの。癖を直す方法を教えてほしいんだけど。」義姉「まずは口の中を噛む原因について説明するわね。原因が分かれば、口の中を噛む回数も減るかもしれないわ。」

義姉は、さっそく原因について説明を始めました。

口の中を噛む原因は?

  1. ストレス
  2. 食事中にうっかり口の中を噛むだけでなく、日常的に噛む癖がある人がいます。その場合考えられる原因として、ストレスがあげられます。

    なくて七癖と言われるように人間にはなんらかのがありますが、その中にはストレスを減らすために無意識に行っている行動があるのです。

    たとえば、爪を噛んだり、髪の毛を抜いたりする癖などもその一つです。口の中を噛むのも同じように、ストレスから逃れようとするために行うことがあります。

  3. 歯並びが悪い
  4. 歯並びが悪い人は、舌や口の中をうっかりと噛んでしまうことが多くなります。また、虫歯の治療で歯を抜いたりすると歯のかみ合わせが以前と変わるので、それについていけずに舌や頬を噛んでしまうことがあります。

  5. 食べるのが早い
  6. 早食いの人は噛む回数が少ないので、頬の筋肉を使う回数も減りがちです。すると頬のたるみが起こりやすくなり、口の中を噛んでしまう原因になることがあります。

  7. 疲労
  8. 身体が疲れていると、脳からの信号をうまく頬や舌の筋肉に伝える事ができずに口の中を噛みやすくなります。同様に胃腸が疲れている時も同じような事が起こりやすくなります。

    胃腸の疲労時には、栄養がうまく吸収できずに体内のビタミンB不足になっている事が考えられます。そうすると、口の中の神経の流れが悪くなり口をうまく動かせなくなり、口を噛んでしまうことがあります。

口の中を噛んでしまった後の対処法

うっかり口の中を噛んでしまったらできるだけ早く治したいものです。噛んだ後の対処法としては以下のようなことがあげられます。

  • 口の中を清潔にする
  • 口の中に細菌が繁殖しないようにうがい薬でうがいしたり、食後に丁寧に歯磨きすることが大事です。

  • ビタミンをたっぷりとる
  • 口の中の粘膜を健康に保つためにはビタミンB2やB6が必要です。ビタミンB2はレバーやうなぎ、B6はバナナ、鳥のささ身などに豊富に含まれています。

    これらの食品を意識して取るようにするとたとえ口の中にが出来ても、早く回復することが期待できます。

  • 睡眠を十分にとる
  • 心身の疲労の回復には十分な睡眠が欠かせません。疲れているなと思ったら早めに就寝して睡眠をとるようにこころがけましょう。

  • ガムも効果的
  • 早食いの人はなるべくゆっくりと噛むようにすることが大事です。頬のたるみが気になる人や口の中を噛む癖があるひとは、ガムをかんで頬の筋肉を鍛えるようにすると筋力の低下を防ぐことができます。

まとめ

一度栄養面やストレスなど生活面を見直したほうが良いことを伝えると、思い当たることがいくつかあるという返事が返ってきました。

転職してから忙しく、ストレスが溜まっていてイライラしがちな上に、体も疲れていて食事を作るのがめんどうくさく、インスタント食品をよく利用していたそうです。

しばらくしてから私が様子を尋ねると、あれ以来なるべく休日には栄養のあるものを食べるように心がけ、ストレスは大好きな映画やコンサートで発散していたそうです。そのせいか、最近は口の中を噛むことも少なくなったと喜んでいました。

ストレスは健康に大きな影響を与えてしまうものだとつくづく感じました。時々リフレッシュすることは心身の健康を保つためにとても重要です。

同時に虫歯がないかどうか、歯医者さんで時々は診察してもらうことも忘れないようするべきだと思いました。

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