「寝る子は育つ」という言葉がありますが
睡眠時間が多ければ
すくすくと育つのでしょうか?
だとしたら、具体的には
どのくらい眠ればいいのか
そして、どんな睡眠の仕方が
子供の脳の発達にとって有益なのか
今回は、子供の脳と睡眠について
考えてみました。
子供に必要な睡眠時間
子供は身体も脳も
まだまだ発展途上にあります。
そのために十分な
睡眠時間が必要です。
子供の場合、いったん眠れば
深い眠りが必然的に現れます。
そのため、睡眠時間が
とても重要になります。
子供が睡眠不足にならないように
親が気をつけて
あげなければならないのです。
新生児は、1日に
16~18時間眠ると言われています。
3歳児くらいで
12時間の睡眠が
必要だと言われています。
成長とともに睡眠時間は
だんだん少なくなっていきますが
小学生の子供でも
10時間くらいの睡眠は必要でしょう。
子供の睡眠は
深くて長いことが特徴です。
これは、深いノンレム睡眠で
身体を成長させて
浅いレム睡眠で
脳を発達させるからです。
睡眠不足が脳に及ぼす影響
子供の睡眠時間が少なくなると
忍耐力がなくキレやすくなります。
記憶力や思考力も低下するため
授業も頭に入ってこないので
成績も落ちてしまいます。
授業についていけずに
勉強嫌いの子に
なってしまう可能性もあるのです。
そのほかにも
朝寝坊から不登校へと発展したり
そのまま、引きこもりの原因に
なってしまうこともあります。
どんな睡眠がいいのか?
睡眠にはレム睡眠と
ノンレム睡眠があります。
レム睡眠は浅い眠りで
ノンレム睡眠は深い眠りです。
子供の成長には
後者のノンレム睡眠が
重要だと考えられています。
深い眠りのノンレム睡眠は
寝始めの3時間に多く出現します。
特に最初の1時間半が
もっとも深い眠りとなります。
この3時間のあいだに
成長ホルモンが分泌されるのです。
成長ホルモンは、読んで字のごとく
身体を成長させるために
必要なホルモンです。
子供の身体、特に骨を長くする働きがあり
これによって身長が伸びていって
内臓や筋肉も成長していきます。
まとめ
3歳から5歳の子供を対象に
よく寝る子と、遅くまで起きている子に
分けて知能検査をしたところ
大きな差があったという
データがあります。
脳の海馬の大きさにも
大きな違いがみられたようです。
海馬は、記憶をつかさどるところなので
海馬が発達しないと
将来の学力が心配です。
子供に十分な睡眠を
とらせるためには
まず早く寝かせることが大切です。
早寝早起きで
規則正しい生活を送らせましょう。
「寝る子は育つ」って
ホントなんですね!
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