先日、デートで外食をしようと思って、
彼と一緒に、インターネットでレストランを、
検索していました。
オシャレな夜景が見えるレストランを発見したので、
彼に「ここにしようよ」と言うと、
「うーん、ここのレストランは、敷居が高すぎて、
入るのを躊躇してしまうな。もっと庶民的なお店がいい。」
と、彼から言われました。
この「敷居が高い」という言葉の使い方が
私は気になったのですが、
果たしてコレで、合っているのでしょうか?
「敷居が高い」の正しい使い方を、調べてみました。
敷居が高いの本当の意味
「敷居が高い」という言葉の本当の意味は、
- 不義理なことや迷惑かけるようなことがあって、
その家に行きにくい(敷居がまたげない)
ということなのです。
例文:昔は仲が良く、よく家に遊びに行っていたけど、
お金を借りて、返し忘れたことがあってから、
敷居が高くなった。
「お金を返し忘れた」という義理を欠く出来事が
あってから、敷居がまたげなくなった、という意味で、
「敷居が高い」という言葉が使われています。
これが、本来の正しい使い方です。
つまり、「敷居が高い」を、
「自分にあのレストランは敷居が高い」
「あの大学を目指すのは、敷居が高すぎる」と、
- 自分には合わない、難しい
という意味で使うのは、誤った使い方です。
「自分には合わない、難しい」はどう表現?
では、「敷居が高い」を「自分に合わない、難しい」と
誤って使っていた場合、どう言えばよいのでしょうか。
- ハードルが高い
- レベルが高い
- 分不相応
こういった言葉で伝えれば、本来の正しい意味で、
相手に伝えることができます。
例文:あのレストランは、自分には分不相応だ。
例文:私があの資格を目指すのは、レベルが高すぎる。
ご年配の方と話す時には、カタカナを使った語句よりも
「分不相応」とした方が伝わりやすく、オススメです。
状況に応じて、表現を使い分けるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
「敷居が高い」の本来の意味と、正しい使い方について、
ご紹介しました。
実は「敷居が高い」は、誤用が多い言葉として有名で、
文化庁が調査した「国語に関する世論調査」では、
「高級すぎたり、上品すぎたりして、入りにくい」
と誤って使う人が、45.6%という結果が出ています。
特に30代以下では、間違った使い方をしている人が、
多くなっています。
50代以上の方は、正しく理解している方が多いので、
誤った使い方をすると、意味が正確に伝わらず、
相手を困惑させて、しまいますよね。
「敷居が高い」の言葉の使い方には気をつけて、
正しい意味合いで、使うようにしましょう!
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