「下の人に迷惑だから静かにしなさい‼︎」
物心ついた時からマンション暮らしの私は、
幼い頃からしょっちゅう、このように、
注意されたものでした。
一軒家に住むようになった今でも、
「下の人」がいるという感覚は、
身に染みついているようで。
子どもがドタバタと走り回れば、
「下の人に迷惑だから…!!」とつい口走ってしまい、
「え?」と怪訝な顔をされることもしばしば。
それほど、マンションの2階以上に住む者にとって、
床の騒音というものは、非常にセンシティブな問題です。
小さな子どもがいれば、音をたてるなと言っても、
限界があります。
そこで重要になってくるのが、
床の防音対策!
マンションの床には、どのような防音対策が、
効果的なのでしょうか?
まずはコレから!防音初級編
階下に影響のある騒音と言えば、
まず、第一に足音が挙げられます。
また、イスを引くなどの日常の家具の移動や、
何か物を落とした際の音なども、
騒音と取られることが、あります。
これらに対する、最もお手軽な防音対策は、
以下の通りです。
- ラグやカーペットを敷く
- 床を歩く時はスリッパを履く
- 自分を忍者だと思う
3つ目以外は、え、それだけ?と思われるでしょうが、
ごく普通の生活をしているならば、これだけでも、
十分効果があります。
フローリングなどの床は、音を伝えやすいので、
それを遮断することが、いわゆる防音対策に、
なります。
床の上に一枚、カーペットやラグを敷くだけでも、
ある程度の音を吸収してくれますし、
スリッパも足音を軽減してくれます。
3つ目に関しては、例えが極端ですが、
要は「静かに歩くように心がける」、
ということです。
ドタドタと足音を立てて歩くのは、
あまりお行儀が良いことではありません。
下の人がうるさいから…と、神経を尖らせるより、
マナーとして、静かに歩く習慣をつけよう!
と心がける方が、精神的にも良いでしょう。
また、ある程度聞き分けられる子供相手になら、
こんな手も。
「忍者ごっこしよう!」と言って、
遊びながら静かに歩かせるよう、仕向けてみる。
楽しみながら、静かに歩く癖を、
身につけてくれる…かも!
しっかり対策!防音発展編
より確実に、防音をしたい場合は、
どのようにすればいいのでしょうか?
基本的には、初級編で述べたことが、ベースです。
あとは、いかに効果のあるアイテムを、どのように、
取り入れるか?に、かかっています。
通常のカーペットよりも防音効果を高めた、
防音カーペットや防音マットなども、
数多く売られています。
価格もピンからキリまでで、やはりその効果も、
ある程度は価格と比例すると思われます。
中でも、私が気になったのは、
「静床(しずゆか)ライト」という商品。
小さい子どもがいる家庭では、コルクマットや、
ジョイントマットなどを敷いている方も、
多いのでは。
広さを自由に変えられる上に、
汚れた部分だけ外したりできるので、
便利ですよね。
この静床ライトは、そのような利便性も備えつつ、
高い防音効果も持つ、タイルカーペットなのです。
その防音効果は、JIS(日本工業規格)にて、
遮音等級が最上位特級に認定されるほど。
価格は、10枚セットで9,000円程度ですが、
一畳分敷き詰めるのに7、8枚必要とのことなので、
広い部屋だとそれなりの金額は、かかりそうです。
比較的安く、それ1枚だけでは防音効果が不安な場合は、
「合わせ技」が有効です。
防音マット+防音カーペット、
防音マット+コルクマットなど、
2枚使いすることで、防音効果はアップします!
以上のような対策を施せば、
防音対策として、かなり万全と言えるでしょう。
ですが、生活をしている以上、どうしても、
音は出ます。
防音対策番外編として、
階下の人と顔見知りになっておく、
という手があります。
引っ越してきた時などは、必ず挨拶に赴き、
あらかじめ、小さな子どもがいる為、
うるさくするかも…と伝えておきましょう。
勿論、気をつけますので、という意志とともに。
普段から、良好な関係を保つことも、
階下からの苦情を防ぐ、という意味で、
効果的な防音対策かもしれません。
気を使うのではなく、お互いの気遣いで、
気持ちよく、暮らしたいものですね。
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