「総合職」として働き数年。
同期入社の女性総合職の人もここ数年で
少なくなってしまいました。
この状況は、同期だけに限らず、
先輩や後輩でもそのような傾向になっています。
現代社会では、女性が活躍できる職場が増加。
テレビでも、女性の活躍を取り上げる企画も
目にしますが、まだまだといった感じです。
そこで、女性の総合職の実態について、
調べてみました。
男女雇用機会均等法が制定され、
まもなく30年が経過しようとしています。
女性の企業での役割は、「一般職」として職に
就く時代から、「総合職」として男性と肩を並べて
働くことが当たり前の時代。
しかし、実際は「総合職」に就く女性の退職率は、
男性の2倍となっています。
私の勤務先もそうですが、「男尊女卑」の
傾向が未だ残っている企業もあります。
男女平等となってもやはり、女性管理職が
まだまだ少ない日本企業では、仕方がない
ことなのかもしれません。
また、ネット検索してもデメリットばかりが、
明るみになっている女性の「総合職」。
男性と対等に「総合職」として、女性は
働き続けることは、できないのでしょうか?
ここでは私の経験等も踏まえて、
「女性の総合職」についてお伝えしていきます。
総合職と一般職の違い
「一般職」という言葉は耳にしますが、
「総合職」って一体どんな職種なのか?
ここでは2つの違いについて、ご説明させて
いただきます。
●総合職とは・・・
企業の正社員の中で、総合的な判断を要する
基幹的業務を行う職種のことをさします。
大まかに、事務系総合職理系といわれる
「営業職」「企画職」「総務職」などの総合職。
技術系総合職といわれ専門知識があると
研究や生産などの「技術職」などに分類されます。
また将来は、役職などの「管理職」や企業の
幹部候補として、大きく期待される職種になります。
●一般職とは・・・
各総合職の、補助的な業務を行う職種を
さします。定期的な業務内容が多いです。
簡単にいうと、「総合職」に就いている女性は、
「キャリアウーマン」と呼ばれ、「一般職」に
就いている女性は、「OL」といわれています。
双方のメリットとデメリット
-
~総合職のメリット~
- 基本給の設定が高めで昇給でも給与UPに期待が持てる
- 目標があり仕事にやりがいがある
- 良い評価だとボーナスがUP
- 将来は管理職にもなれる
-
~一般職のメリット~
- 転勤がない
- 何事もなければ残業なしで帰れる
- 休日出勤の可能性がほとんどない
- 業績に関係なくボーナスは安定した金額をもらえる
- ノルマがない
-
~総合職のデメリット~
- 残業が多い
- 転勤がある
- ノルマがある
- 評価されやすいためボーナスの変動が大きい
- 休日出勤の可能性もある
- 接待がある
- ~一般職のデメリット~
- 基本給の設定が低く、昇給しても総合職ほど上がらない
- やりがいのある仕事ができない
- 雑務を任されやすい
- 管理職になれない
こうして比べてみると、お互いのメリットが
デメリットとなっている「総合職」と「一般職」。
大きな違いは、残業や休日がキャリアアップのために、
自分の時間が犠牲になってしまう「総合職」に対し、
「一般職」は自分の時間が有効に使えるという違いです。
でもこれは女性に限らず、「総合職」「一般職」に
就いている男性にもあてはまることです。
しかし男女に限らず恋人、友人、趣味などに
時間が欲しくなり、「退職」の道を選んでしまう人も
多くいます。
私も、早く帰宅する同僚を、羨ましく思ったことも
ありました。
でも、平日は仕事の日!と割り切り、
忙しい自分に酔いしれてしまえば、
案外仕事がはかどりプライベートは確保できます。
少なくとも、私はそうでした。
私をはじめ、「総合職」として仕事をしている人でも、
プライベートの時間をしっかり持っている人は、世の中に
たくさんいます。
「総合職」と出産と育児
女性である以上は結婚し、妊娠、出産、
育児というものがあります。
確かに女性の場合、家庭をもってしまうと、
「総合職」は「一般職」に比べ、残業や出張、
転勤があります。
独身の頃のように、何でもできるとは限りません。
「家庭や職場に迷惑をかけたくない」
と、思ってしまう女性がほとんどです。
結婚すると、家族の時間を優先にしたい、
家族との時間が増えるから自分の時間も
確保するため、「転職」「退職」という道を選ぶ人も多いです。
また、産休・育児休暇中に自分の居場所が
なくなってしまうのでは?
子供が体調を崩したときに、休まざるを得ない
状況に会社は快く思わないのではないか?
と不安にもなります。
そして中には、心無いマタハラや、同じ女性から
僻みや嫌味を言われるのも事実です。
しかし、妊娠や出産、育児に関しては「一般職」
として、働いている人も同じ思いをしているのです。
女性でも「総合職」は続けられる
近年、共働きや母子家庭で「ワーキングママ」が
増え、社内に託児所を設けたり、一昔前に比べると
出産や育児に理解を示す企業も増えました。
また「イクメン」と、いわれる育児に協力的な旦那さんも
ここ数年で増えました。
「総合職」として、復帰を目指したいのであれば、
決して1人で悩まないことです。
「迷惑をかけてしまう」と、思っているのは
あなただけが思っていることかもしれません。
実際に、「総合職」のまま復帰しているママさんたちは
います。
私もそうです。
3歳と0歳のママをしていますが、迷惑をかけまくりです。
旦那は、長男が産まれた時から、家事を手伝って
貰っています。
フルタイムで働いているから、「お互い立場は一緒」と
料理以外の家事は、全て折半です。
職場にも迷惑はかけてます。
でも掛けた分、仕事で取り返せば文句は言われません。
職場内でも同じ理由で休む人もいるため、
結局は、お互い様になってしますのです。
中には「総合職」のまま職場で、出張などの
少ない部署に配置転換や、「育児・介護休業法」の
時間短縮制度を利用している人もいます。
同じ職場に「総合職」として、復帰している先輩や、
同僚がいればなおさら心強いですが、前例がない
職場もいます。
でも誰かが、その道を切り開かないと女性が
活躍できる社会、会社を生み出すことはできません。
現代は女性の意見、女性の細やかな気配りから
女性総合職を求めている企業はたくさんあります。
また出産育児が女性の弱みとなっても、その経験を
活かせるのは経験をした「ワーキングママ」強みと変わります。
デメリットをよく理解すれば、女性でも「総合職」を
続けることは全然可能です。
女性は強し!母になれば、ますます強くなりますよ!
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