私たちが、毎日のように食べている卵。
わが家の冷蔵庫にも、いつもストックして
あります。
なんとなく「たんぱく質を手軽に取れる食材」
という程度にしか、思っていなかった卵に、
実はすばらしい栄養効果が、あるらしいのです。
卵には、どんな栄養があり、食べると
身体にどんな効果があるのでしょう。
さっそく、調べてみました!
卵の栄養
私たちが食べている「卵」といえば、ご存知の
とおり、鶏の卵。
重さは約50g(Sサイズ)から60g(Mサイズ)。
70g以上(L~LLサイズ)のものもあります。
卵にはこんな栄養素が含まれています。
- たんぱく質
- 脂質
- ミネラル(リン、カルシウム、鉄分など)
- ビタミン(A・B1・B2・D・Eなど)
また、卵のたんぱく質には、必須アミノ酸が
特に卵黄に多く含まれています。
必須アミノ酸とは、必要な量を体内で、
合成できないため、食べ物から摂らなければ、
不足してしまう、アミノ酸のことです。
必須アミノ酸には、イソロイシン、バリン、
トリプトファン、メチオニン等があります。
卵黄の脂肪に多く含まれる、「リン脂質」には、
レシチンに含まれる、コリン等があります。
卵を食べる効果
栄養豊富な卵。では、卵を食べると、身体に
どんな良い効果が期待できるのでしょうか。
- ビタミン、ミネラル類の効果
…身体の調子を整える様々な効果がある
ビタミン類。卵には、病気の予防、美容のために、
欠かせないビタミンが、7種類も含まれています。ビタミンA、B2、B6、B12、D、E、葉酸
また、カルシウム等のミネラルも、5種類
含まれます。カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、鉄
ビタミンCこそ含まれませんが、卵が、
完全栄養食などといわれるゆえんです。 - 必須アミノ酸の効果
…必須アミノ酸は、コラーゲンの原料。
ハリのある美しい肌を作る効果があります。 - メチオニンの効果
…肝機能を高め、コレステロールを下げ、
活性酸素を除去する働きがあります。老化防止の効果があるといわれています。
- コリンの効果
…脳の神経伝達が活発になり、記憶、学習能力が、
高まる効果があるといわれています。アルツハイマーや認知症の予防、改善効果を
期待されています。また、コリンには脂肪の分解を助ける働きがあり、
メタボリックシンドローム、動脈硬化を
防ぐために、必用な栄養素です。
卵のコレステロール
「卵を毎日食べると、コレステロールの
取りすぎになるのでは?」
そんな心配をする方が、いるかもしれません。
コレステロールは、以下のように人の身体に
不可欠なものです。
- 細胞膜や神経組織の主成分
- ホルモンの原料
- 脂肪の消化を助ける
- ビタミンの吸収を助ける
コレステロールは、できるだけ摂らないようにするべき
ものではなく、程よく摂る必要がある
ものなのです。
毎日1~2個の卵を食べることで、コレステロールの
摂りすぎになることは、ないと考えられます。
ただし、体質、持病、服用中の薬によっては、
卵を食べることを、制限しなければならない
場合があります。
医師の指示に従って下さい。
最後に
季節を問わず、どんなスーパーやコンビニエンスストアにも
売っていて、買い求めやすい卵。
料理方法が多く、毎日食べても飽きないのも
いいところ。野菜や肉、魚……何とでも、よく合います。
こんな身近な食材に、健康や美容に
効果的な成分が、たっぷり含まれているのですね。
利用しない手はありません!
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