ゼリーや、ムースなどを作る時に、使う、
ゼラチンや寒天。
2つとも、同じような働きをするのに、
レシピによって、使用するのが、ゼラチンだったり、
寒天だったり、違いますよね。
一見似ている、この2つは、原料や成分、
調理する方法も、全然違うんです。
今回は、ゼラチン、寒天それぞれの、
成分、特徴、そして、意外な使い方をご紹介します。
ゼラチンと寒天の違いを見てみよう
原材料、特徴、使用方法と、全く異なる
この2つの食材、それぞれ順にご説明します!
思わず試したくなる、意外な使い方も
合わせてご紹介しますね!
成分
牛や豚の骨・皮に含まれる
コラーゲンを熱で分解したもので、主成分は、
タンパク質です。
コラーゲン由来なので、美肌にも良いとされ、
高タンパク質・低脂肪で、消化吸収も良く、
健康維持にも効果が期待できます。
寒天は、テングサやオゴノリなどの
紅藻類海藻の煮汁を固めて作ったところてんを、
凍結、乾燥したもので、主成分は食物繊維です。
寒天は、カロリーがほとんどないので、
ダイエット食品としても、注目されていますよね。
特徴
冷やすと固まる性質があり、
常温だと、溶けてしまいます。
ゼラチンの色は、透明で、やわらかく、
プルンとして、口溶けが良く、ゼリーやムース、
プリンなどの洋菓子に、使われています。
ゼラチンとは異なり、口の中で溶けません。
なめらかな食感で、常温で固まり、羊羹や、
あんみつなどの和菓子に使われています。
使い方
沸騰してしまうと、固まりにくくなるので、
50℃以上で煮溶かしましょう。
パイナップルや、キウイなど、タンパク質を
分解する酵素が含まれている果物に使うと、
ゼラチンが分解されて、固まりません。
上記の果物を使う場合は、缶詰、または、
加熱してから使って下さいね。
寒天を溶かすには、お湯が沸騰してからではなく、
水から入れ、沸騰したら、数分そのままにし、
完全に煮溶かしてください。
ただし、柑橘類などの、酸味がある物は、一緒に
煮立たせると、固まりづらくなるので、寒天を
溶かしたあと、少し冷まして、加えて下さい。
ゼラチンの意外な利用方法!
ゼラチンは、冷たいデザート以外にも、
実は、沢山使い道があるんですよ。
以前、職場の同僚が、スープをゼラチンで固めて
持ってきて、お昼に電子レンジでチンして、
スープに戻して食べてました!
ゼラチンで固めてしまえば、持ち運ぶ時に
こぼれる心配もありませんよね。
その他、粉のゼラチンを、料理に使う事で、
味が格段においしくなるんです!
スープだけではなく、パスタソースや、
クリームコロッケにも。
私が試してみた方法は、鶏ガラスープを
ゼラチンで固まらせ、色んな料理に混ぜるというもの。
餃子のタネに、一緒に混ぜて作ったら、
とってもジュージーになり、ビックリしました。
ゼラチン特有の匂いがあるので、料理に使うなら、
味の濃い物と合わせるのが、お勧めです。
料理もおいしくなり、お肌の調子も良くなって、
一石二鳥ですね。
寒天はダイエットにもってこい!
寒天は、ダイエットに最適な食材なんです!
特に、すごいのは、食物繊維の含有量が、
80.9%と、他の食品と比べても、段違いな事。
その上、ノーカロリーで、沢山食べても
太る心配もなく、少しの量でも、満腹感を
得られるという、何とも嬉しい食材なんです!
寒天には、味も匂いもないので、様々な料理に
混ぜる事ができます。
コーヒーや、みそ汁などに溶かして飲む事で、
気軽に食物繊維を取る事ができますね。
私は、妊娠中に、体重が増えすぎてしまい、
更には、頑固な便秘にも悩まされ、
辛い思いをしました。
そんな時、母が教えてくれたのが、
寒天で作る、わらび餅です!
このおかげで、空腹を我慢せずにすみましたし、
お通じも良くなりました。
色んなレシピがありますが、私のレシピは、
粉寒天2g、水250ml、きな粉と、材料も、
これだけで、シンプル!
鍋に粉寒天と水を入れて沸騰させ、
寒天が溶けたら、容器に入れて、固めれば
出来上がりです。
ダイエットをしているけど、食事制限を
したくない!という方にも、お勧めです。
最後に
ゼラチンと、寒天って、似ているけど、全く
違う物、という事が、お分かり頂けたと思います。
どちらにも、それぞれ、魅力的な部分があり、
色んな物に、使えるのが良いですね。
皆さんも、是非お試しください。
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