日本の主食のお米。
それだけに、よくスーパーなどの、棚に、
たくさん、陳列されていますよね。
でも、じっくり見てみると、お米は種類も豊富ですが、
値段も本当に、まちまちですよね。
一体、値段の高いものと、安いものの、
何が違うのか?
品質に対して、お手頃な値段なのか?
他のお米と比べてみて、お買い得なのかどうか。
そう言ったところも、気になりますよね。
お米の値段は何で決まる?
お米は本当に、値段に差があり、
10Kg2,000円台のものから、
10Kg25,000円超のものまで、色々ありますよね。
因みに、スーパーで私が見た中で一番安かったのは、
10Kgで1,999円のブレンド米。
一番高かったのは、ネット通販ですが、
日本一のお米を作ると名高い、遠藤五一さんの作った、
10Kg25,000円ちょっとの、無農薬天日干し米です。
白米の一般的な価格は、5Kgで、2,000円ほど。
10Kgで、4,000円ほどのものが大多数です。
では、その値段は何で決まるのかと言うと、
答えは米相場です。
この、米相場ですが、米の取引所で、
需給関係などにより、品質や、産地別に、
玄米の取引価格が決まります。
もちろん、美味しいお米には、
高い金額が付けられることが多いです。
値段が高くなるお米とは?
無農薬や乾燥方法にこだわっている
無農薬なだけでなく、化学肥料を使わない。
と言った方法でお米を作ることは、至難の業です。
有機栽培米は、手間とコストがかかるので、
その分だけ、値段が高くなります。
また、通常乾燥させるには、脱穀したお米を、
機械に入れ、短時間で乾燥させる方法を取ります。
しかし、手間暇かけ、この作業を天日干しにして、
自然乾燥させたものは、品質が良く、
旨みがギュッと詰まっています。
米の品評会で金賞や最高評価を得たお米
全国 米・食味分析鑑定コンクールで
金賞を獲得するなど、権威がある品評会で、
最高位を獲得したお米は、美味しいだけあって高額です。
他にも、日本穀物検定協会の食味ランキングで、
最高級の特Aを獲ったお米は、高額になったりします。
特に、高額なものとして、新潟南魚沼産コシヒカリは、
昭和46年から、特Aの座から滑り落ちたことが無く、
美味しくて、値段も高いことで知られています。
値段が安いお米とは?
複数原料米の場合
数種類のお米を使っているものを、
複数原料米や、ブレンド米と、と呼ばれています。
お米の袋の裏面に、
「○○県 ○○○○ ○○年産 ○割」のような、
表示がされています。
お米によって、味や特徴も違うんですが、
それを混ぜると言うことで、
ブレンド米は、価格も安いと言う訳です。
産地証明がないもの
以前は、表示欄に、産地を表示するためには、
農産物検査の産地証明をうけなくては、
いけませんでした。
しかし、今では、産地が伝えられているお米に関しては、
産地証明を受けていない場合も、「○○県産(産地未検査)」
と表示がされています。
こうしたものは信用問題なので、業者の人も正確なものを、
提示しているとは思いますが、
やはり、証明があった方が、価格は高くなります。
数量限定の特売品
価格の安いものでも、お買い得品は、たまにあります。
例えば、他の商品の販売促進のための、言わばおとりです。
こうした特売品で、お客を店に呼び込み、お米自体には、
利益が出なくても、他の商品を買ってもらうと言う手段なので、
これは、本当にお得ですね。
お米の値段の安いもの、高いものさまざまですが、
その価格の裏には、こうした理由があります。
こうしたことを見極めて、賢い消費者になりたいですね。
無農薬・無化学肥料栽培などの「こだわり」のお米の
ご飯の美味しさはこの5年間でかなり落ちているのでは
ないでしょうか?
特に農家の玄米色彩選別機の導入で、本来は出来ない
平地での無農薬・無化学肥料栽培が増加。ここに気温
上昇が重なり、散々な出来栄えですよ。
またご指摘の天日干しですが、ご飯の甘みや旨味には
大きな影響を持ちません。
ご飯の甘みはアラニン・グリシン、旨味はグルタミン酸
のアミノ酸ですから。炊飯器のお釜の中で、タンパク質
をこれらに分解することができるかどうかが、これが大
きなカギを握ると思います。
コメントありがとうございます。
勉強させていただきました。
毎日の食卓に欠かせないものですからちゃんと選びたいと思って調べてみたのですがまだまだ知らないことばかりでした。
本当にありがとうございます!
和田様のおかげでより賢いお米選びができそうです^^