最近よく、「年金を払っても、
将来、給付金がもらえるかどうか分からない。」
という話を、聞きます。
年金の制度も、仕組みも、
なんだか複雑そうで、考えるのも面倒・・・
そう思って、今まであまり考えたこともなく、
とりあえず、みんなが大丈夫って言うから、
いっか。
と、避けてきた私。
でも、私も、そろそろ老後のことも、
考えていかなければならない年齢になってきたし、
きちんと、勉強しておいた方がいいかな?
苦手意識が強すぎて、
どうせ勉強しても、わかりっこない。
と、思っていましたが、
勉強してみると、へ~、ほ~ということが、
理解出来ました(*^_^*)
難しい言葉が多いので、難しく感じますが、
今日は、分かりやすく、年金のことを、
ご紹介しますね♪
年金の種類
「年金」と、一言で言っても、
いくつかの種類があります。
まずは、そこから勉強しましょう!
日本に住んでいる、20歳以上60歳未満の人が、
必ず支払わなければならないものです。
20歳になると、「国民年金」の案内が届きます。
国民年金を支払っておけば、年を取って、
働けなくなった時や、障害を持つ体になった時、
死亡した時などに、生活保障のために、
一定の金額が、支給されるというシステムです。
国民年金の支払額は、年収に関係なく、
一定額を支払うように、指定されます。
年々、金額が、上がっている現状です。
自営業をされている方、その配偶者、
学生、フリーターの方は、
国民年金を、直接支払うことになります。
この方達は、第1号保険者、と呼ばれます。
25年間、国民年金を支払えば、
受給資格が出来ますが、
25年というのは、年金受給のための、
最低限の納付期間です。
国民年金を、満額(現在約6万円)受け取りたい方は、
40年間の納付が、必要です。
少しでも足りないと、満額受給は出来ません。
ベースに国民年金があり、国民年金を含んだ金額を、
支払うものです。
一般企業で働いている、ほとんどの方が、
この厚生年金を、給与天引きで、
支払われているハズです。
支払う金額は、国民年金の金額+給与に比例した金額。
国民年金以上に、支払っていますから、
その分、老後は、国民年金からの年金と、
厚生年金からの年金が、支給されることになります。
この方たちは、第2号保険者、と呼ばれます。
第2号保険者の奥さん
(専業主婦、または年収103万円未満の方)は、
第3号保険者、と呼ばれます。
第3号保険者の方は、本人に、
年金の支払い義務はなく、配偶者が厚生年金に、
加入していることで、保障を得ています。
こちらも、国民年金がベースにあり、
国民年金を含んだ金額を、
公務員の方が支払うものです。
国家公務員、地方公務員の方が、
国民年金の金額+給与に比例した金額、を、
支払われています。
厚生年金と同様に、老後は、
国民年金からの年金、共済年金からの年金が、
支給されることになります。
年金の納付を免除される方
これらの年金を、免除される方たちとして。
- 生活保護を受けている人
- 障害基礎年金の受給資格を持っている人
- 経済的な理由や、災害などに遭い、支払えない人
- 学生や30歳未満の方で、支払能力がない人
これらに該当される方は、社会保険事務所に、
申請、承認されれば、年金の支払いを、
免除されます。
ただ、3、4の方に関しては、
払わなくていい、という意味ではなく、
支払えるようになるまで、待ってもらえる。
というだけで、支払える環境が整った時に、
それまで支払っていなかった分を、
まとめて支払わなければなりません。
年金の仕組み
年金を支払うことによって、保障される仕組みです。
年金を治めた期間、または、免除された期間が、
25年以上の人が、65歳から受け取ることが出来るもの。
「年金で生活してるから・・・」と、
おばあちゃんたちが言うのは、このおかげ。
60歳から受け取ることも、可能ではありますが、
支給額から、減額されて支払われます。
65歳まで待つかどうかは、個人の自由です。
それぞれの年金加入中に、事故や病気で、
障害を持つことになった人が、受給できるものです。
年金を治めていた人や、受け取っていた人が、
亡くなって、その人の収入で生活していた人が、
受け取ることが出来るものです。
これらの基礎年金については、社会保険事務所に、
申請しなければ、受け取れませんので、
要注意!
ネットさん家の年金それぞれ
ネット家は、6人家族です。
その6人の年金支払い、受給状況を、のぞいてみましょう!
B夫 52歳 会社員です。
厚生年金を支払っています。
C子は、B夫の妻で、専業主婦です。
直接、年金を支払うことは、ありません。
B夫の厚生年金が、C子の年金として、
保障をしてくれています。
D太は、公務員なので、
共済年金を、
支払っています。
A子は、音楽講師。自営業ですので、
国民年金を支払っています。
老後の年金額としては、満額で、6万円なので、
貯金を考えた方がいいでしょう。
まだ学生のG子は、
収入がないため、申請をして、
まだ年金は支払っていません。
でも、就職したら、
支払っていない期間の金額を、
支払う義務が出てきます。
若い頃から、専業主婦だったF代は、
夫だったおじいちゃんが亡くなり、
遺族年金の受給を、受けています。
年金の仕組み、制度のこと、
ご理解いただけたでしょうか?
高齢化が進む中で、国民年金の金額、
税金が増え、とても大変ではありますが、
将来、自分へ返ってくることを考えると、
滞納する訳にはいかない!ということが、
分かられたハズ!
自分のためです。
頑張って、支払いを頑張りましょう!
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