皆さんは、「むかご」、
食べたことがありますか?
秋になると、山芋のツルに成る、
大きさ1㎝前後の、丸い粒が、むかごです。
漢字では、「零余子」と書きます。
種や球根のように、子孫を残すために、
山芋が作る、「球芽」というもので、
言い換えれば、山芋の赤ちゃんです。
スーパーなどでは、あまり見かけませんが、
秋になると、道の駅などの直売所で、
手に入ることが、多いです。
むかごを初めて食べる、という人でも、
簡単に調理でき、美味しく作れる料理が、
炊き込みご飯です。
そして、むかごと味の相性が良い、
秋の食材が、さつまいも。
今回はむかごとさつまいもを使った、
炊き込みご飯のレシピと、いくつかの、
アレンジ方法を、ご紹介しましょう。
味付は塩でシンプルに!基本のレシピ
むかごの風味を、最もシンプルに味わう、
基本の炊き込みご飯の、レシピです。
ほんのりとした塩気が、むかごと、
さつまいもの、甘さや香りを、
ぐっと引き出してくれます。
【むかごとさつまいもの炊き込みご飯】
《材料》
むかご 1カップ(約100g)
さつまいも 中サイズ2分の1(約150~180g)
日本酒 大さじ2
塩 小さじ4分の1
水 2カップ(400mℓ)
《作り方》
- むかごを水で洗い、汚れを落とす
- さつまいもは1㎝角に切り、水にさらしておく
- 炊飯器に研いだ米と水を入れ、塩、日本酒を加えて
軽く混ぜる - 水を切ったさつまいもとむかごを、
上に乗せ、15分~30分給水させる - 炊飯器の炊飯スイッチをON
- 炊き上がったらさっくりとまぜて完成
美味しく作るコツは、炊く前に、
米と具を、混ぜないことです。
むかごとさつまいもが、べちゃべちゃにならず、
ふっくら、ホクホクに仕上がります。
ひと手間&ちょい足しで好みの味に!
基本のレシピを試したら、ぜひ、
ちょっとアレンジして、お好みの味を、
探してみると、楽しいでしょう。
炊き込みご飯の、アレンジには、
さまざまな、方法があります。
- 炊く鍋を変えてみる
- 塩を醤油に変える
- さつまいもの皮をむかずに炊く
- もち米を混ぜて炊く
炊飯器のほかに、土鍋、圧力鍋など、
いろんな炊き方に、チャレンジしてみては?
炊飯器よりも短い時間で、ふっくらと仕上がり、
ワンランク上の炊き込みご飯になります。
醤油の味と香りも、むかごにはよく合います。
むかごに含まれる、わずかな苦みが気になる人は、
塩を、醤油大さじ2に変えてみましょう。
赤紫色が、美しい彩りになるだけでなく、
皮の独特の食感や、ほんのわずかな渋味が、
大人の味にしてくれます。
さつまいもの皮には、アントシアニンという、
アンチエイジング効果のある、成分が、
含まれていますから、栄養も取れ一石二鳥です♪
お米の4分の1~半分をもち米に変え、
おこわにしても、美味しいです。
もち米の粘りが、保護膜の役目をし、
冷めてからも、お芋やむかごはホクホク、
もちもち感が続くので、おにぎりや、
お弁当などに、ぴったりです。
むかごは、秋にしか食べられない、
貴重な食材です。
さつまいもも、年間を通して手に入りますが、
やはり一番おいしいのは、旬の秋ですよね。
まずは基本のレシピで、素材そのものの、
味を楽しんでみるのが、おすすめです。
アレンジ方法も、さまざまですから、
ぜひ、あなたのお好みの味で、
秋の味覚の共演を、楽しんでくださいね。
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