ふぐは食いたし命は惜しし…。
命と天秤にかけられるほど、
昔の人をとりこにした、ふぐ。
その美味しさは、現代にあっても変わることなく、
今なお人気を誇る食材です。
食べ方としては、鍋・刺身・から揚げなど、
様々な料理法があるのですが、その中でも、
無限の可能性を秘めているのが、鍋です。
スタンダードなふぐ鍋が美味しいのはもちろんですが、
オリジナルなふぐ鍋を楽しんでいる方も、
多いよう。
どんなものがあるのか、見てみましょう。
基本の基本、のふぐ鍋
まずは、基本の作り方をおさらい。
おいしいふぐ鍋の作り方
昆布で出汁をとり、その中に野菜と一緒に、
ふぐを入れ、ポン酢で食べる。
締めは、ふぐの旨味が染み出た出汁の中に、
ご飯を入れ、卵でとじて、ふぐ雑炊。
あっさりしながらも、ふぐの旨味が十分に堪能できる、
間違いない美味しさです。
勿論、これでも十分満足できるのですが、
他にもこんな食べ方が、あるみたいですよ。
つけダレで自分好みを追求!
ポン酢にもみじおろし、というのが、
ふぐ鍋の定番つけだれ。
ちょっと味を変えたいな、と思った時、
こんなつけだれはいかがでしょう。
ふぐ鍋の出汁を器に入れ、味噌とポン酢を、
好みの割合で混ぜ合わせる。
酸味の中にまろやかさがあって、
コクが出ます。
小振りの器に、少し味噌を盛って、
食卓に出すだけで、OK!
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材料
- 白ネギ 1/3本
- 鰹節 適量(少し多めがオススメ)
- ポン酢 80cc
- カレー粉 小さじ2
- みりん 小さじ1
- しょう油 小さじ1
- おろしショウガ 小さじ1
- 一味唐辛子(七味でも可)小さじ半
作り方
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1. ネギをみじん切りにし、鰹節と一緒に、
タレの容器に入れておく。
2. 残りの材料を全て小鍋に入れ、良く混ぜながら、
沸騰直前まで中火で加熱する。
3. 沸騰しそうになったら、火を弱火にし、
2分ほどやさしくかき混ぜる。
4. ネギと鰹節の入ったタレの容器に入れて、
良く混ぜる。
淡泊な味のふぐに、スパイシーなつけだれが、
意外にマッチ!
このつけだれに、ふぐ鍋の出汁と、
ご飯を入れると、雑炊風になって、
これもまたクセになる味です。
こんなふぐ鍋も試す価値あり
つけだれではなく、鍋のだしそのものをアレンジ!
作り方
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1. 昆布や鰹、いりこなどで出汁を取り、
コチュジャンを加える。
市販の、チゲ鍋の素を使用すると、更にお手軽。
2. ふぐ、お好みの野菜、豆腐など、
好きなものを入れていく。
3. 締めは卵を落として雑炊に。
日本でも鍋料理の定番に仲間入りしたともいえる、
チゲ。
ふぐを入れても、勿論美味しいんです!
ふぐの旨味と唐辛子の辛さを、まろやかな卵
が包んで、何とも言えぬ美味しさになります。
作り方
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1. 昆布だしに、白みそを溶き入れ、
ふぐと野菜を入れていく。
2. 器に取り分け、刻みネギやおろししょうがなど、
薬味を入れ、お好みで粉山椒 をふる。
ふぐの本場、下関などでよく食べられている、
食べ方です。
ふぐの身と、ふぐの出汁。
この最高の素材を、貴方ならどう生かしますか?
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