七五三シーズンになると、我が町のお寺界隈にも
着物で着飾った子供達がお参りに来ます。
もう、どの子も可愛らしい事!
3歳だと、着物で歩く姿がたどたどしくて、
もうそれだけでも、メロメロ~です。
世の中の孫を持つ、おばあちゃんの気持ちが
わかるようになってきてしまいました・・・。
小さな子供の着物姿は、もちろん可愛い!
3歳の女の子なんて、普通の服着てたって
可愛いんだもの。
しかし、日本の伝統衣装、着物と言えば、
そう、何と言っても「日本髪」です。
今回は、更に可愛さ倍増!いえ、マックス!な
「3歳の日本髪の結い方」を紹介しますね。
日本髪のよさ
私たちは、普段着物を着る機会があっても、
なかなか日本髪にすることは少ないですね。
着物が日本人の普段着の全てだった江戸時代、
150種類にものぼる日本髪のスタイルがありました。
日本髪は、日本人の艶のある黒髪・黒い瞳・そして、
生え際の美しさをより引き立たせるものです。
そして、日本髪の型は同じでも、一人一人に
似合うように結えるのです!
たとえば、
- 前髪が長い場合は、持ち上げてアップにする。
前髪が短い場合は、おろしてダウンスタイルに。 - アップした前髪を高くすると、顔が細く見える。
- 左右の出っ張りのようなパーツを「ビン」を、
上の方へ持っていくと、幼い印象に。
下の方に持っていくと、大人っぽい印象に。
それぞれの顔や雰囲気に合わせて、調節できるのが
日本髪の良いところですね。
3歳の日本髪を結うには?
そんな魅力的な日本髪を結ってみたい!
でも、3歳での七五三の着付けですら、ちゃんと
大人しくしていられるか、不安ですよね・・・。
ましてや、手の込んだ髪型にするのは、もっと
じっとしていられないかも。
そこで、自宅で気楽に、お母さんが子供の髪の毛を
結ってみませんか?
子供がリラックスしていたり、DVDなど見ている間に
ぱぱっと手軽にできちゃったら、いいですよね♪
準備しておく事
まずは、日本髪を結うために必要な髪の長さは、
サイドの長さは、肩につくぐらい
後ろ髪の長さは、首上の生え際から10cm以上
そして、日本髪を結うのに、ある程度髪の油分も
必要になります。
前日のトリートメントは控え、シャンプーのみ
にしておきましょう。
サラサラになりすぎると、結いにくくなりますよ。
準備しておくもの
- ヘアピン 適量
子供の髪質や髪量によって調節 - 細めの髪ゴム 5本ほど
- カモジ 場合によって使用
日本髪を結う時に入れる詰め物 - ヘアスプレー・ヘアワックス
- 髪飾り お好みの物を
つまみかんざし・ちんころなど
3歳の日本髪の結い方
日本髪は、5つのパーツからできています。
- 「前髪」
ポンパドールの様なかんじです。 - 左右の「ビン」
左右の耳にかかるように後ろに流した部分。 - 後の「タボ」
後ろの髪の毛を上に持ち上げた部分。 - 頭頂部の「根(ね)」
頭頂部の盛り上がった部分。
■結い方
- 髪を前側・後ろ側に分けます。
右耳と左耳をつないだ直線で前後に分けておく。 - 「根」を作る
頭頂部の髪の毛を丸く囲むように取りわけ
「根」となる部分を作り、ゴムで結わえます。 - 「前髪」を作る
右目の黒目から左目の黒目の位置より少し
内側の幅で前髪を取り、一つにまとめる。 - まとめた髪は、額の生え際から5~7cm離した
部分をゴムで結わえます。
ふっくらさせるように毛先を後ろに持っていく。 - 「タボ」を作る
後ろ側に分けた髪を一つにまとめ、ポニーテール
を作ります。 - 「ビン」を作る
前側の残りの右の髪をやわらかくねじりながら、
ポニーテールの結び目に持っていく。左右とも流し持っていき、ピンで固定してから、
ポニーテールと一緒にゴムで結わえる。 - 「仕上げ」
「前髪」をふんわりさせながら、「根」と一緒に
ゴムで結わえる。全体を見ながらピンやヘアスプレーで固定し、
左右の「ビン」が対照になるように調整する。「根」の根元にカモジを入れて、後ろから前に
クルクルと巻き込んでお団子のようにする。最後に「根」のボリュームを調整して、扇形に
なるように整える。 - 髪飾りを付けて、完成!
日本髪の結い方のイメージがわかりやすい動画は、
こちらをご覧下さいね♪
複雑で難しそうな日本髪ですが、編み込みしたり
しないので、かえってシンプルです。
ぜひお子さんの七五三には、「日本髪」でいかがですか?
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