冬になると聞こえてくる
インフルエンザの流行のきざし。
だれもが、かかりたくない
と思いますよね。
インフルエンザは、11月から12月流行りはじめ、1月から3月ごろにピークをむかえます。
2009年に流行った新型インフルエンザは、
夏にも流行していました。
今までと違ったインフルエンザウイルスによる感染症で
世界的に流行しましたね。
とても大きなニュースにもなりましたよね。
インフルエンザウイルスは増殖のスピードがものすごく速いので、
症状が急速に進行します。
そこで、インフルエンザと風邪の違いも考えながら
症状と予防について考えていきましょう。
インフルエンザの症状は?
風邪は、のどの痛み、鼻水、咳などの、呼吸器の炎症です。
熱や頭痛、食欲不振なども伴うことがあります。
熱も38度までぐらいのことが多いです。
ちょっと風邪気味かななんていうことは、
だれでもありますね。
インフルエンザはというと
38度以上の急な発熱、頭痛、関節痛、
筋肉痛、倦怠感などの全身症状が強くあらわれます。
少し遅れて、鼻水、咳、のどの痛みなどの
症状が現れてきます。
これは、インフルザウイルスに感染したからなんです。
風邪とインフルエンザは
症状も原因も症状もはっきり違うということですね。
インフルエンザは、いったん流行すると、
年齢や性別に関係なく、大勢の人に
あっという間に感染が広がります。
インフルザウイルスには、強力な感染力があるので、
学校では、学級閉鎖をや出席停止の措置をとって
感染が広がらないようにします。
大人も無理をせず、インフルエンザにかかったら
仕事をお休みするようにしないと、通勤の途中や職場で
他の人にうつしてしまうことになりますね。
それに、インフルエンザは、高齢者や小さなお子さんが感染すると
肺炎や脳炎などを併発して、重症化することがあるので
軽くみてはいけません。
インフルエンザの予防
その1 インフルエンザワクチンの予防接種
流行シーズンの前に、インフルエンザワクチンを接種しておくと
予防効果が期待できます。
接種の後、効果が現れるまでに普通約2週間程度かかる
といわれているので、流行シーズンの前の
11月ごろの接種がおすすめ。
約5ヶ月間その効果が持続するとされています。
今まで、同じ型のインフルエンザに、かかったことがあるか、
予防接種を受けたことがあるかなどによって、
効果の現れ方に差が、出ると考えられています。
その2 うがい・手洗い・マスク・咳エチケット
インフルエンザの感染経路は、飛沫感染
インフルエンザに感染した人がくしゃみやせきをすれば、
当然空気中にウイルスが飛び散ります。
インフルザエンザウイルスは、長時間空気中にただようことができるので、
その空気を吸い込むだけで感染してしまうんです。
そこで、
- 人混みや外から帰ったら「うがい」「手洗い」をする
- 手洗いは指と指の間もていねいに30秒は洗う
- 感染を広げないためにマスクをする
咳エチケット
せきをしているときなどは、マスクをしましょう。
人にうつさないようにする「咳エチケット」は、
人に対する心遣いです。
逆に、マスクをしていても、完全に吸い込まない予防にはならないので、
お互いに距離をおくなどの工夫も必要です。
インフルエンザのとき、せきやくしゃみをするときは人から少し離れて。
1~2mぐらい離れることができるといいのですが。
鼻水をかむときも人のいないほうを向いてかみ。ティッシュはすぐにゴミ箱にすてましょう。
手洗い
30秒洗ってみましょう。
30秒は意外と長いです。
試しに、時計で測って、手洗いしてみるといいですよ。
今まで簡単に済ませていたなぁと、実感します。
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「これは、たんなる風邪ではない」と思ったら、
早めに医療機関を受診しましょう。
インフルエンザを発症したら
すぐに適切な治療を
始めることがとても重要です。
インフルエンザと風邪の症状をよく見極めて、
早め早めの予防、治療をしていきましょう。
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