おいしいおはなし

コスモスの花言葉!色によって違う!

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を表す花と言えば、コスモスですね。

私がすぐに思い浮かぶのは、大輪のやや濃いながらも透明感のあるピンクの花びらなんですが、どうやら最近は、もっとたくさんのコスモスがあるようです。

今回はコスモスについて、思いを馳せてみました。

コスモスとは?

かなりざっくり説明すると、こんな感じです。

  • キク科の一年草
  • メキシコが原産
  • 開花期は7~11月

野生の場合は、草丈が2~3mと、かなりの高身長になります。
ご家庭用の品種は、40cm~150cmくらいの矮性になります。

花は大輪で、ピンク、白、赤や黄色があります。
最近は、チョコレートコスモスという、色もチョコレート色、
香りもチョコレートの香りがする種類が、静かな話題です。

コスモスにはどれだけ種類があるの?

大きく分けると、以下の3つにわかれます。

  1. コスモス
    もともとはピンク、白、紅色の3色で一重咲きでしたが、
    品種改良により、色も形も多種多様となりました。
  2. キバナコスモス
    花は一重か八重咲きで、コスモスよりも一回り小さく、
    草丈も低い。葉の切れ込みも少ないので、ちょっと違うシルエット。
  3. チョコレートコスモス
    これだけ多年草。花びらはマットな質感です。

品種:色
■コスモス

  • センセーション:濃い紅色、桃色、白色
  • ラジアンス:桃色で中心が紫紅色(中心に寄ってる)。
  • ベルサイユ:スペシャル(濃い桃色)、ピンクベルサイユ(桃色)
  • ホワイトベルサイユ(白色)。花径10~12cm。
  • レッドベルサイユ:レッドベルサイユ(濃い紅色)
  • フラッシングピンク:淡い桃色の地に、中心から外側に向かって桃紅色
  • あかつき:白色の地に、鮮紅色の縦シマの絞り
  • 日の丸:白色の地に、中心から外側に向かって紅色の絞り
  • イエローガーデン:明るい黄色地で中心部が白色
  • サイケ:桃色、白色。半八重咲き。
  • シーシェル:桃赤色、桃色、白色。花びらが筒状。花径6cm。
  • パイドパーレッド:桃色。花びらが筒状。
  • パイドパーホワイト:白色。花びらが筒状。
  • 丁字咲:一重の花弁で、中心部が八重咲き。
  • ピコティ:白色の地に、桃赤色のふちどり。
    桃色地に白色のふちどり。
  • イエローキャンバス:明るい黄色地に、中心部が桃色。
  • オレンジキャンパス:オレンジ色地に、中心部が桃色。
  • 変わり咲き:通常の種類の花びら1~2枚だけが白or桃色。

これだけで20色以上ありますね。
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これが、「白地に桃色のふちどり」です。

■キバナコスモス

  • サニーレッド:濃いオレンジ色
  • サニーオレンジ:オレンジ色
  • サニーゴールド:濃い黄色+オレンジ色
  • サニーイエロー:黄色
  • ディアボロ:濃いオレンジ色
  • クレストレッド:赤オレンジ色
  • クレストオレンジ:オレンジ色
  • クレストイエロー:黄色
  • オレンジロード:黄オレンジ色の地にオレンジのふちどり
  • イエローロード:黄色
  • マンダリン:黄オレンジ色
  • ブライトライト:黄オレンジ色
  • ロードスカーレット:オレンジ色の地に、黄色の縞模様
  • サンライズ:明るい黄色
  • サンセット:濃いオレンジ色

一口に「黄色」と言っても、5種類くらいになりそうです。
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黄色であり、オレンジでもある。

■チョコレートコスモス

  • チョコレートコスモス:チョコレート色(赤の強い茶色)

これは、今のところ、1種類、かな…。

コスモスの花言葉

コスモスも色によって、花言葉が変わる花のうちの一つです。

コスモス:乙女のまごころ、乙女の愛情

  • 赤いコスモス:愛情、調和
  • 白いコスモス:優美
  • ピンクのコスモス:純潔
  • バナコスモス:野生美
  • チョコレートコスモス:恋の終わり

乙女や、恋に関する言葉が多いですね。

しかしコスモスは、日当たりさえよければ、乾燥にも強いので、
意外なほど簡単に育ちます。

枯れた土地でも、日照さえあればそれなりに育ち、
水やりなどの手をかけすぎると、根腐れを起こす。

なんだか、思春期の娘さんのようだと言われれば、
そんな気もしてきます。

花言葉にある「乙女のまごころ」も、そんなところから
来たのかしらと思ってみたり。

花言葉ってどうやって決めるの?

一般的に「花言葉」は、国や民族、加えて言語や習慣によって、
それぞれの見方から、それぞれの意味するものがつけられます。

また、同じ花であっても、種類や色によって
花言葉は違ってきます。

ということで、古くから日本にある花については、
その花の持つイメージや雰囲気から、「花言葉」はつけられています。

それでは、従来日本国内に無かった、新たな花が入ってきた場合、
海外での花言葉を、そのまま使うのかというと、
実はそうではないのです。

前述のとおり、民族、文化、習慣などの違いにより、
同じ花から、同じイメージを受けないからです。

(物によっては、イメージや文化の共通点があるので、
 似たものもありますが。)

では、一体どうするのかというと、

「日本花普及センター」という法人が、
親しみやすくて、イメージの悪くない言葉を、
新しい花言葉として選んでいます。

一般財団法人 日本花普及センター
http://www.jfpc.or.jp/

こうなってしまうと、花言葉のそのもの意義について、
考えさせられますが、どうなんでしょう。

誕生石も、宝石業界の仕込みですし、
それを言ったらバレンタインもチョコレート業界の仕込みですし。
周知活動という名の販売戦略は、どこでもよくある話です。

そういう訳で、日本の花言葉と、
海外の花言葉が違うということですね。

例)ガーベラの花言葉

  • 日本:神秘的な美しさ
  • 西洋:上機嫌、元気

結構違いますね。

ちなみに、コスモスは…

  • 日本:乙女のまごころ、調和、愛情
  • 西洋調和、平和、謙虚、

重なる個所もありますね。
これが共通イメージなのかもしれません。

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